梅雨入り前の真夏日和の森のようちえん。前回の学びもあってか、虫取り網や虫かごなど道具を手に「川で魚を捕まえるんだ!」「虫を捕まえたい!」とそれぞれ楽しみを持って登園した子どもたち。
じゃぁ、まずは暑いから川へ行こう!となったのですが、ほぼほぼ川遊びを堪能した1日となりました。
この季節、森にも川にも姿を見せ始めるのは「カエル」。そのカエルを狙ってウロチョロしているのが「ヘビ」。この長岡地区には色んなヘビがいて…もちろん毒を持ったヘビもいるとかいないとか…。
幸い、森のようちえんで毒蛇には遭遇したことはないのですが、もし見つけてもいじめないこと、岩と岩の隙間には手を入れないことなど伝えると、しっかりと伝わったからか不安になる子はいなく、むしろ蛇見てみたい!と好奇心を持つ子も。
濡れないように河岸ギリギリで網を川の中へ入れる子に、早速裸足になって川の中へ入る子、それぞれ自分のペースで楽しみ始めます。最初は汚れる事を心配していた子も、水にお尻がついてしまったり、泥に足を取られ転んでしまうとストッパーが外れ、どんどん大胆に!服を着ていても汚れるだけ。服を脱いでパンツ1丁や下着姿になって、にんまり笑って遊びだす子もチラホラ。
今回は特に小さな川エビが獲れました!川エビ、川エビ、時々ヤゴ。
「エビだぁ!」ピチピチ跳ねる川エビを手に「小さいね、可愛い」「おいしそう!」。
確かに、干しエビにしたら香ばしくて美味しそう…。
そして、みんな大好きザリガニも発見!すると、またもや「おいしそ〜!!」「焼いて食べてみたいね?」とニッコリする子も。
「そうだね。」と返しながらも、昔弟が家の庭先でバーベキューコンロでザリガニを焼いていて凄い煙が上がっていたこと、あんなにワクワクしていたのに食べて「臭い!マズイ!」とげんなりしていたのを思い出し、もしかしたらこの子たちもいつかそんなことを思いつき挑戦したりするのかな?それとも、そんな日はそう遠くなく「今度やってみよう!」とか言い出したりするのかな…?汗。なんて考えてみたり。
大きなザリガニはカッコいい!
でも、怖くて触れない…。「逃げちゃうから」と虫かごの中のザリガニをじーっと眺める子供達。
そんな時に小さな赤ちゃんザリガニを発見。「これなら」と背中側からチョン!って触って、「かわいいね♪」と柔らかい笑みを浮かべます。
「怖い」「気持ち悪い」という感覚はいつどのタイミングで生まれるのかな?
実際に手を挟まれたことがあるから?
ハサミを大きく振りかざして威嚇されたから?
挟まれて「痛い」という人を見たことがあるから?
誰かが「怖い」って言っていたから?
そういえば、私も昔はカエルなんて触れなかったな。気持ち悪くて。
でも、実習先でまさかの大きなヒキガエルが目の前に現れて、子どもを前にして「触れない」とか言えなくて…。きっと引きつっていたであろう、めいいっぱいの笑顔で思い切って触ってみたら「あれ?冷たい。ぷにゅぷにゅ…気持ち悪い…どころか気持ちいいじゃないか!そして、かわいい…」一瞬にしてイメージが変わったのを今でも覚えています。
おおきなカエルでも両手で隠すように包み込むように持てば、跳ねずにに静かにちょこんと座っていてくれる。ザリガニは背中側から持てば、ハサミを振り上げても絶対に挟まれない。
不安があるのなら、触り方、持ち方、特性を知らせてその不安を取り除けばいい。
あとは、好奇心と度胸!タイミングってあるから無理には進めないけれど、「大丈夫、ほら挟まれない」「大丈夫、ほら大人しいでしょ?」と見せると、「本当だ」と安心してチャレンジし始める子も。
ちょっと触れるだけでも、溢れる笑顔。
感動や発見の瞬間、五感が刺激される瞬間。
そんな感動や発見にたくさん出会ってもらえればいいな。
次回はどんな発見や感動があるのかな?楽しみです。
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