今年度も始まりました。森のようちえん。
昨年度は年長児も多かったこともあり、メンバーがガラッと変わった今年度。
「森のようちえんの遊び場ってこんなところ」が初めての子にも分かるように、今回は敷地内のお散歩をしながらそこで見つけた「楽しい」で遊ぶことにしたのですが、「季節の恵み」をたくさんいただいた1日となりました。
まず、竹林では旬の「筍」がまだまだ土から顔を覗かせていて、子どもたちは足で蹴り倒しては皮を剥ぎの繰り返しを楽しみました。
長く伸び始めたものを剥くと柔らかさこそあるものの青い竹のようになっていて、小さすぎるものを剥くと筍は小さくて…。
「筍ってどこまでが筍で、どこからが竹ななのかなぁ?」。
皮を剥いでいると、発見もありました。
「ねぇ、皮ふわふわで気持ちいいね!」
「アリも筍食べるんだね」
筍で遊んでいると地主のおばちゃんが丘に上がってきて「美味しいおやつ作ってあげっから筍たくさん取んな!」と、ナイフで筍の皮を剥いで綺麗な「筍」に仕上げて見せると、子供たちにも気合が入り、蹴り倒してはおばちゃんに渡します。おばちゃんは正直者なので「こんなん小さくて食べるところないから、もっと大きいの持ってきな。」なんて言われて、探し直すことも。
大きいものを探すとなると、蹴り倒すのも一苦労で、「ねぇ、これ倒せない!誰か手伝って!」と、自然と協力しあって倒し始めるのでした。
蹴り倒すのが楽しい子はひたすら蹴り倒し、皮を向くことが楽しい子はただひたすら皮を剥ぐ。
そして、もう一つの自然の恵みは「梅」。
例年より少し早く小さな梅の実が落ちていて、それも拾うことができました。
傷がなく茶色に痛んでいない綺麗な梅を拾えば梅干しを作れることを伝えると、自分の帽子に広い集めはじめ、これもエンドレス。
普段何気なく口に運んでいるし食べ物も、こうやって自分の手で採ってみると親近感やありがたみを感じるものです。実際に、解散前ギリギリに出来上がった「おばちゃん特製筍の煮物」を頬張る子どもたちからは「熱っ!」と言いながらも「美味しい!美味しい!」」と、なんとも言えない柔らかい笑顔が溢れていました。
他にも森の中での生き物探し(大きなカエルを触った時の感触に笑顔を見せたこと)や、細い栗の吊り橋アスレチックでの大渋滞トラブル(喧嘩も勃発!)、ヤギのももちゃんとの触れ合い、今年から一人での参加となった子の活動内の行動の変化などなど…いろんな事があり、もっともっと書きたいのですが、まずはこの辺で…。
30分経とうが1時間経とうが、関係ない。ただひたすら「好きなことを好きなだけ」楽しむ「森のようちえん あおぞらきっず」は、今年度もご好評をいただいており現時点で満員御礼、キャンセル待ちでのご対応となっております。申し訳ございません。
このコンセプトでの活動にご興味のある方は、ぜひ冒険活動の「川ガキ!」もおすすめです。簡単に言ってしまえば、「森のようちえん」の川バージョンです。(時により飯盒炊飯などの企画も入ることもありますが)
こちらは基本、年中児〜小6のお子様ならご参加いただけますので、ご興味のある方はぜひ!お待ちしております!
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